top of page

ミックス/マスタリング解説2(ボーカル編)

どうも、さぶろうです!ミックス/マスタリング解説第2段となります!前の解説記事がご好評頂けて嬉しい限りです。ブログ書くモチベーションになりますので色々コメントお待ちしております!!

 さて, 今回ですがバンド系の曲を解説していきたいな~と思い, さまぐらさんの「ダイブ!!」の音源をお借りしました。ありがとうございます。動画版はこちら。こちらの曲, 僕がミックスを担当しているのですが今回はミックスマスタリングし直した音源を使って解説していきます。「ダイブ!!2018mix」でございます。動画の時はいかに深海感を出すかに重点をおいてたのでリバーブやらなんやらかなり特殊な事をしてましたが, 今回はどちらかというと基本的で凡庸性の高い処理を心がけてます。動画版の深海感はどうやって出すの!!って質問には最後の方でちょこっと触れています。

 それでは早速いきましょう!「ダイブ!!2018mix」はこちら←をクリック

 まずは前回同様スケッチからですね。スケッチとは何ぞやという方はレントリリーのミックスマスタリング解説記事をお読みください。(というより今回の記事は前回の解説記事を読んでる前提で進めていきますのでプラグインの詳しい説明など色々省略してます)

 今回はこんな感じの構成で行ってみようと思います。前回はシンセヤピアノなどがメイン楽器でしたが, 今回はギターをメインとしたバンド曲なので, その辺りがポイントになってくるかな~と思う次第です。

 ではではボーカル編です。前回同様waves以外のプラグインを使うときは代替案も書いておきます!(この制度結構好評みたいだったので嬉しいです)

ディエッサー×2(waves→)コンプレッサー(UAD/LA-2A)→カット用EQ(Air EQ)

【代替案】

ディエッサー→R-Comp→Q10

 今回はさまぐらさん家のミクちゃんということなのですが, 結構声質に特徴があります。歯擦音が強いのでまずそこをディエッサーで抑えます。二個挿しているのはと5.8kHzと倍音の11.6kHzにかけるためですね。

 次にコンプですがこれはアタック感を出すためのコンプです。ボカロは歌ってみたと違って音量にばらつきが少ないので基本的にコンプはこの一段で済みます。優秀優秀。

 最後はEQです。安定の挟み込み戦法です。スケッチに書いた周波数を残してその両端をカットです。あとは2kHz辺りを削っていますが, これはギターとのかぶりを避けるためです。歪んだギターは2~3kHzにピークがくるのでそことかぶってしまうとかなり聴きにくくなってしまいます。歪んだギターが入る曲では2~3kHzに注意をしてミックスを進めていきましょう。

お次はセンドの空間系

ディレイ(H-delay)→ルームリバーブ(True verb)→プレートリバーブ(Abbey Rood Reverb Plate)→ホールリバーブ(RC48)

【代替案】

H-delay→True verb→Rverb

リバーブは三種類かけてます。オケになじませるルームリバーブ。音を伸ばすして奥行を作るプレートリバーブ。空間を作って横の広がりをだすホールリバーブです。今回はあんま変わったことはしていませんが, 動画版のダイブ!!ではリバーブにかなりの細工をしています。

 ディレイですが更にセンドをかけて↓こんなことをしています

 フェイザー(waves)→GTRエフェクター/ビブラート(waves)→ダブラー(waves)

動画版ではリバーブに似たような細工をしているのですが, フェイザーでディレイ音を横に揺らしてビブラートもといトレモロで縦に揺らし, ダブラーでそれを広げる。これをすることで面白空間を作ることが出来ます(今回はかなり薄めにしかかけてませんが)。空間系で積極的な音作りをすると結構面白い結果が得られたりしますね~

 というわけでボーカル編でした。基本的な処理はどの曲ミックスするときでも一緒なので, かなりはしょってますね(何回も同じこと書くの面倒w)。新しいことといえば空間系の話ですね。ディレイやリバーブをフェイザーやトレモロで揺らすのは深海感を出すのにうってつけですよ!!ぜひお試しを!!(深海感出す曲の方がよっぽど珍しいですが)。

 次はギター編いこうと思います。

Featured Posts
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
Recent Posts
Search By Tags
まだタグはありません。
Follow Us
  • Facebook Long Shadow
  • Twitter Long Shadow
  • SoundCloud Long Shadow
bottom of page