曲のノリを良くするバスコンプ
今回はバスコンプについての記事を書いていきます。
そもそもバスコンプとはなんぞや?という話なのですが、低音(bass)にかけるコンプではありません。例えばキックやスネア、ハイハットなどドラムのパーツを1つのトラック(bus)にまとめたもののことを指します。
つまりバスコンプというのは色々な楽器をまとめたものに一括でかけるコンプなのです。
では何故バスコンプは必要なのでしょうか?別に各トラックでコンプをかければいいのではないのでしょうか
みなさんこんな経験はありますか?「ドラムのパーツがなんかバラバラな気がしてノリが悪いなぁ」「ボーカルだけオケから妙に浮いてる気がする」
よくある悩みだと思います。この問題を解決してくれるのがバスコンプなのです。
バスコンプは別名グルーコンプと言いましてグルー(糊)のように楽器どうしをくっつける役割があります。なのでドラムをまとめたバスやマスターに入れることが多いですね。
では具体的な使い方についてお話ししていきましょう。
バスコンプとして1番有名なのがSSLのバスコンプですね。沢山の会社からモデリングプラグインが出ています。パキッとした音というか、しっかり前に出てくるイメージです。
僕が使ってるバスコンプはPulser MU、VSC-2です。因みに最近SSLクローンのWARM Audio Bus Compという実機を買ったのですがとても良きです。また実機のレビューとかもしていきますね。
バスコンプの使い方のパターンは2つあると思っています
①アタックを出してノリを揃える
バラバラのドラムを一つのドラムキットで演奏してるように聴かせたりできます。アタックを30-50msくらいの遅めに設定し、リリースは早めにします。リリースが長すぎると余韻が切れて音が軽くなるので注意です。レシオは1.5〜2でリダクションは3dbくらいであまり潰しすぎないようにします。
あとキックとベースをまとめたバスにかけるというのもあります。低音のノリをまとめる技ですね。僕はサイドチェインコンプでノリを作るのであまりやりませんが。
②アタックを潰して音を太くする
音が軽いな〜アタック感強すぎるな〜という時はアタック早めで潰しましょう。マスターで音圧を高める時に使います。ただ
こちらは各トラックでコンプ処理やり直した方がいい結果になったりします
以上がバスコンプの記事でした。必ず必要か?と聞かれたらそこまでではない処理ではありますが、一つ上の音を目指すなら試してみる価値はありますね。
ではでは〜
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