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【MMultiAnalyzer】最強のマルチトラックアナライザー紹介

 最初に言っときます。これは絶対買うべきです。こんな凄いプラグインなんで今まで知らなかったんや!!となってますさぶろうです。

 まずマルチトラックアナライザーという言葉に中々なじみがないと思いますが、僕もこのプラグインで初めて存在を知りました 。いわゆるアナライザーというのは音を周波数ごとにどれくらい音量が出ているかを視覚的に表しているものです。ミックス、マスタリングをするときに重宝しますよね。有名どころだとwavesのPAZ Analyzerがあり、僕もいつも使用しています。 マスタートラックに挿してどの帯域が出ているかをチェックし、他の楽器とのかぶりを減らしたり、飛び出ているところを削ったりしています。

 しかしこのアナライザーを使用していると思うことがあります。それは「いちいちトラックをソロモードにしないと各楽器の周波数が見れない」「各楽器の周波数を覚えとかないとEQで処理できない」「めんどくさい」というものです。

 そう、「各楽器の周波数が一面で別々に見れたら楽なのにな~」という願いを叶えるプラグインがこちら!!

【MeldaProduction】MMultiAnalyzer

 はい、もうこの画面を見ただけで血湧き肉踊りますよね!!各楽器の周波数が色分けされて一画面に表示されているではないですか!!すごい!!

 かなりマイナーなプラグインと会社ですが、日本でプロモーション活動していない会社らしいです。全然関係ないプラグイン探していてたまたま見つけました。

 ではではこのプラグインの凄い所を紹介していきましょう!!

① 使い方めっちゃ簡単

 便利なプラグインほど使い方ややっこしいってことありますよね。このプラグインも見るからに画面がややこしそうですが超簡単です。

 まず周波数を見たいトラック(ギター、ベース、キック)にそれぞれMMultiAnalyzerを挿します。

以上!!!!

「え?サイドチェインとか設定しないといけないんじゃないの?」と思われる方もいると思いますが、このプラグイン自動でやってくれます。まじで挿すだけです。ただ、周波数のデフォルトの色が黒なので色分けだけはしないといけません。あとトラックの名前つけも。5秒でできるので気にもなりません。表示したい楽器も左にある黄色いボタンを押すだけでON/OFFできるのでお手軽です。

 色々ツマミとかありますけどいじらなくて全然大丈夫です。いや~超簡単なのはありがたいですよね。

② 便利な機能が多すぎる

 一画面に周波数が表示されているのでそれを見ながらEQで処理をしていく。その機能だけでも十分凄いんですが、このプラグイン色々な表示モードがあります。

 【COLLISIONSモード】

 こちらはEQの設定に便利なモード。上からギター、ベース、キックが色分けされて表示されています。普通のアナライザーと一緒で左から右に行くほど高い音になるんですが、波ではなく色の密度で音量が表されています。

 このモードの目玉ですが、矢印で示した赤い部分。

 これは各楽器のぶつかっている周波数を表しています。

 この機能はかなり強力ですよ~。今であれば50~200Hzがぶつかっていることがわかります。これを見ればどこをEQで処理すべきかが一目瞭然です。

 【LOUDNESS & WAVEモード】

 こちらはコンプレッサーの設定に便利なモード。各楽器のラウドネスと波形を表示してくれるんですが、どの楽器が飛び出しているかがすぐわかります。

 つまりどの楽器をコンプレッサーで潰せば良くなるかがわかるんです。

 マスタリングの時中々音圧が上がらなくて困っている人は是非このモードをお試しあれ!!

 【STEREOモード】

 こちらはPanの設定に便利なモード。どの楽器がどの辺りでなっているかが表示されます。赤がドラムで緑がギターなのですが、しっかりと場所わけが出来ています。EQやコンプで処理するよりも先にPanで場所をすみ分けするとそれだけでスッキリとしてくるのでミックスの初めの段階で使えますね。

【OSCILLOSCOPEモード】

 こちらは位相の処理に便利なモード。パッと見何かわかりにくいですが、簡単に言うと波形をめっちゃ拡大したものです。ギター単体で聞いた時にはいい感じなのにもう一本ギターを入れるとなんかもやもやしたり音痩せするというのは位相が合っていないことがほとんどです。このモードでみて逆相になっていたらDAWの位相反転をしたり、オーディオをほんのちょっと移動してみると良くなります。

 【SONOGRUMモード】

 周波数を色で表示し、ぶつかっている所は色が混ざるというものです。正直他のモードの方が見やすいので僕は使っていません。

③ 安い!!

 はい、もうこれだけすごいプラグインですとすぐ買いたくなっちゃいますよね!!ですが気になるのはそのお値段。多機能アナライザーってめっちゃ高いんですよ。前僕が欲しくて買おうとしてたアナライザーなんて6万円しましたからね。単一機能のPAZ Analyzerですら通常値段は2万します。

 そして気になるお値段は!!7600円!!(€59)

そしてそして!!2018年8月12日まで半額セールなので!!

  3866円!!(€30)

 安すぎる!!安すぎますよねコレ。こんだけ便利な機能があってこの値段は即買いレベルです。しかも半額セールとか太っ腹ですよね~

 商品ページはこちら→https://www.meldaproduction.com/MMultiAnalyzer

 ただ、日本で販売活動をしていない海外の会社なので購入するのにクレジットカードかPayPalが必要になります。代理店での販売もありません。ですのでクレジットカードを持っていない方はVプリカを買ってPayPalに登録するなどして下さい。その手間をかける価値は十二分にあると思います。

 以上MMultiAnalyzerのレビューでした。全然有名でないプラグインなのに超高性能、低価格なのでこれは紹介するしかない!となりました。

 プロの方とかだと「アナライザーに頼らず耳で感じた通りにやる方が良い」とおっしゃる方も多いですが、そのレベルまで達するには大変すぎるのでアナライザーは絶対に使った方が良い結果になると思います。感覚だけでなく理論的にミックスする方が楽ですし。

 ではでは~

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